スーパー・タイガー、レジェンド王座V2戦で謎の覆面男「ドン・クロコダイル」と対戦決定、3・29「原点回帰」後楽園ホール

スポーツ報知
スーパー・タイガー(左)と挑戦者・クロコダイル(右、中央は初代タイガーマスク)

 リアルジャパンプロレスの「原点回帰」(29日、後楽園ホール)でこのほど、レジェンド王者のスーパー・タイガーが2度目の防衛戦を行うことが決定した。相手はオーストラリア出身のドン・クロコダイルで「外国人選手のパワーというのは他団体でも経験しています。まったく予測の付かない、データのない選手だからこそ、凄い緊張感がこの戦いに感じられると思います」と意気込んだ。

 スーパー・タイガーは、昨年9月に船木誠勝を破って2年ぶりに王座奪還。さらに昨年12月には謎のマスクマン・HGZを倒して初防衛を果たした。迎えたV2戦の相手はまたも未知のマスクマンとなったが「データのない選手だからこそ緊張感が感じられる」と歓迎した。さらにマスクマン対決に「私自身もこのマスクの中の格闘家としての心意気というか、初対戦の強い相手に挑む気持ちをマスク越しでもしっかりと戦いの中に見せられるんじゃないか」と自信をあらわにした。

 一方、挑戦するクロコダイルは「今回は初来日で、リアルジャパンのリングに上がるのも初めてだが、一番大事なのはインパクトを残すことだ。そのために、このタイトルを何が何でも獲る。S・タイガーを破って、俺がチャンピオンになる」と予告した。

 ファイトスタイルは「何も言えない。当日を楽しみにしてほしい」と返答を拒否。その上で、「俺はS・タイガーの試合映像を見て研究してきた。でも、彼は俺のことをまったく知らないはず。当日の試合を楽しみにしてもらいたい」と不敵に言い放った。

 29日の大会は、“大鵬3世”納谷幸男(23)を除いて、参戦する選手はすべてマスクマンという覆面祭りとなる。マスクマン揃いの興行で王者は各選手と比較される立場となるが「皆さんが切磋琢磨で、『俺が一番だ!俺が一番だ!』とアピールしてくれると思うので。そういった部分でも、しっかりとしたストロングスタイルを僕自身がこのベルトとともに証明したいと思います」と王者としてのプライドを露わにしていた。

 見守る立場の初代タイガーマスクは「今回はちょっとS・タイガーも危ないかもしれない」と指摘。「蹴りのスピードを2倍ぐらい出さないと。そうやって立ち向かっていかないと絶対に敵わない相手。どれだけの残りの時間でアップできるかどうか。今までよりももっと速い蹴りを見たいと思います」と愛弟子にゲキを飛ばした。

 29日の「原点回帰」の全対戦カードは以下の通り。

 ▽メインイベント レジェンド選手権試合(60分1本勝負)

王者・スーパー・タイガーvs挑戦者・ドン・クロコダイル

 ▽セミファイナル ルチャ・リブレ リアルジャパンスタイル(6人タッグマッチ45分3本勝負)

 ドス・カラス、ドス・カラスJr.、セニョール・レオナvsレイ・アンヘル、エル・ペロ・デル・アキータ、トス・カーノ

 ▽第3試合(タッグマッチ30分1本勝負)

 船鬼誠勝、納谷幸男vs“スーパーデストロイヤーズ”アイン&カイン

 ▽第2試合(タッグマッチ30分3本勝負)

 ガラ・ネグラ、HIKARU SATOH vs TK2、SHO―GUN

 ▽第1試合(20分1本勝負)

 魔修羅vsマスクド・タカトシ

格闘技

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