ザック・セイバーJr.オカダ攻略にあと一歩及ばず「あそこまで強いと思わなかった」

スポーツ報知
オカダ・カズチカ(右)を関節技で攻め立てたザック・セイバーJr.(カメラ・生澤 英里香)

◆新日本プロレス「SAKURA GENESIS2018」大会 ▽IWGPヘビー級選手権 〇オカダ・カズチカ(34分58秒 レインメーカー→エビ固め)ザック・セイバーJr.●(1日、東京・両国国技館 観衆・9882人満員)

 「7822の関節技を持つ男」ザック・セイバーJr.(30)が、“レインメーカー”オカダ・カズチカ(30)を飛び付き腕十字、膝十字、卍固めなど得意の関節技で追いつめたが、あと一歩及ばず、34分58秒の激闘の末、マットに沈んだ。

 試合後、セコンドのTAKAみちのく(44)に抱えられながらバックステージに現れたザックは「TAKAさん、ごめん」と床に倒れ込みながら第一声。「オカダは強かった。あそこまで強いと思わなかった。オカダは最強だけど、それは今の話。俺は(8月の)G1(クライマックス)に勝ち、オカダに挑戦したい」と話した。

 TAKAも「日本という異国の地で、すごいよ、こいつは。あと一歩までオカダを追い込んだよ。こいつの夢はベルトを取って、(母国)イギリスでタイトルマッチをやることだ。ニュージャパンカップも初出場で初優勝した。IWGPヘビーも初挑戦だ。サブミッションだけでここまで戦い抜くやつ、他にいるか? 世界中探してもいない。こいつこそ本物だよ」とザックをたたえた。(松岡 岳大)

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