藤原組長69歳誕生日を70歳カーン店主が祝福…ネット禁止ぶっちゃけトーク

スポーツ報知
藤原喜明(中央左)の69歳誕生パーティーを開いた「居酒屋カンちゃん」店主のキラー・カンさん(同右)

 現役プロレスラーの藤原喜明(69)=藤原組組長=が27日に誕生日を迎えたことを記念して29日、東京・新宿区の「居酒屋カンちゃん」(JR新大久保下車すぐ)で、トークショーを行った。店の店主はかつて新日本プロレスの黄金時代に、しのぎを削ったキラー・カーンことキラー・カンさん(70)=本名・小沢正志=。

 バースデートークショーは、プロレスグッズを展開するチームフルスイングが企画し、1部は2時間のトークショー、2部はフリーの飲み会。すでに朝からバーボンをあおっていた藤原組長は、トークショーを前に「くれぐれもネットにアップしないでください」とファンに忠告。記者の潜入にも「信頼関係? 記者は一番信用できない」と言いながら、ビール片手にぶっちゃけトーク。

 プロレスでは日本プロレス入門(1971年)のカン店主が先輩だが、新日本プロレス(72年)では組長が先輩。キラー・カーンがニューヨークでメインイベンターとして凱旋帰国した際に、“関節技の鬼”藤原がリングで仕掛けたりと、バチバチの時代もあった。2人は「70歳だから、もうコキコキ(古稀)だよ」と、うれしそうにため口でののしりあった。

 店に飾られているキラー・カーンの必殺技、“大飛鳥アルバトロス”(トップロープからのニードロップ)の写真を見て、藤原は「あれは簡単そうだけど、ものすごい大変なんだよ。オレは食らったことないけど」と言い「仕返しが怖かったんだろうな」とにらみをきかせた。

 組長は、店にあった栓抜きと割り箸を使って「全部、力学なんだよ」とアキレス腱固めを解説し、ファンをうならせた。藤原が弟子の前田日明、高田延彦と袂(たもと)を分かった新生UWFの3派分裂騒動について質問が飛ぶと「オレこそが一番だって、協調性のないやつばっかりだったんだよ。だから面白かったんだ」と藤原組、リングス、UWFインターナショナルとそれぞれが成功した時代を懐かしんだ。

 ともに患ったがんについても言及。藤原は胃がんを、カンさんは大腸がんを克服した“がん仲間”。組長は、胃の摘出手術をしてすぐに、試合のオファーがあり、医師に「外出許可」を求めて行こうとすると「リングで内臓をぶちまけるつもりですか」と激怒され、現実を知ったという。

 それでも葉巻を吹かし、アルコールも飲みまくりでプロレスラーを謳歌していることを見せつけた藤原組長。2部の飲み会もエンドレスになりそうだ。(酒井 隆之)

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