那須川天心、死闘制し涙の世界王座奪取「試合に勝って、勝負に負けた」RISEフェザー級決定戦

スポーツ報知
ロープ際でロッタン(左)にカウンターを当てる那須川天心

◆Cygames presents RISE125 ▽RISE世界フェザー級(-57.15kg)王座決定戦 ○那須川天心(延長判定 3―0)ロッタン・ジットムアンノン●(17日、幕張メッセ・イベントホール)

 30戦無敗(MMA、ミックスルール含む)の“神童”那須川天心(19)=TARGET=が、ロッタン・ジットムアンノン(21)=タイ=を延長の末判定で下し、RISE初の世界王者に輝いた。

 前に出てくるファイタータイプのロッタンに対し、那須川は的確にカウンターをヒットさせるもムエタイ刺客をぐらつかせる事ができず、5回の死闘を繰り広げるもドロー。延長戦へ突入した。

 延長に入っても、両者の戦い方は変わらず一歩も引かない攻防。わずかに有効打が多かった那須川に軍配があがった。

 ベルトを巻いた那須川はリング上で「ロッタン選手本当に強くって、試合に勝って、勝負に負けたなと思いました。すみません。みんなに勝たせてもらったなと思います」と涙ながらにコメントした。

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