女子レーサー密着【オフにつけまい】富樫麗加が乗馬に初挑戦

スポーツ報知
アルフィーの頭をナデナデする富樫

 ボートレース江戸川のフレッシュルーキー・富樫麗加(28)=東京支部=が乗馬に初挑戦した。「最近、競馬にはまっていて、自分も馬に乗ってみたくなって」と、埼玉県の「乗馬クラブクレイン伊奈」でレッスンを受けてきました。(ペン、カメラ・伊藤 和範)

 【レッスン1】…ジーンズ姿の富樫が、パートナーのアルフィーに“あいさつ”に行く。15歳の牡馬で人間なら60歳。近寄ると、オシッコがジョー。

 富樫「水がホースから勢いよく出てくる感じでビックリ。鼻の先っぽを触ったら、めちゃくちゃ気持ちよかった」

 【レッスン2】…馬場へ移動し、馬の上へ。「姿勢が大事。胸を張って」と、指導員の大竹伸吾さんからレクチャーを受ける。3分後、いよいよ一人で手綱を握る。両足のかかとで馬の腹部を蹴るのが、スタートの合図。まずはゆったり進む常歩(なみあし)。3メートル歩くと、立ち止まった。また動いては止まる。

 富樫「体重が少しでも移動すると止まるし、姿勢が悪いと蹴ってもなかなか動かないし、馬って本当に敏感です」

 【レッスン3】…常歩は約15分でクリア。手綱をゆっくり腰の辺りまで引き、馬を止めることもできた。左の手綱を引いて左への方向転換も一発で成功。馬が指示通りに動いてくれたら、首の辺りを軽く叩いて褒める。

 富樫「競馬の騎手の方がやってますよね、ポンポンって。騎手になった感じでカッコイイ」

 【レッスン4】…最後は速歩(はやあし)だ。常歩の状態で何度かキックする。「もう少し強めに。頑張れ。筋肉痛目指してー」と、大竹さんから声がかかる。小走りになって上下動も激しくなった。「立つ、座る、立つ、座る、姿勢、姿勢~」の掛け声に合わせて富樫も動く。

 富樫「上下動はボートで慣れているので大丈夫です」

 【レッスン終了】…1時間、乗馬を満喫。大竹さんからは「姿勢もバランスも良く、馬も動きやすかったはず。合図もしっかりできてました」と、褒められた。

 富樫「馬がスムーズに動いたり、止まったりしたときはうれしかった。アルフィーに愛着がわいてきました。楽しかったー」

 【終了後トーク】…最近競馬を楽しんでいる。理由は?

 富樫「舟券や馬券を買う人の気持ちを知りたいと思って。私の舟券を買ってくれたお客さんのためにも、頑張らなきゃって強く思うようになりました」

 ◆富樫 麗加(とがし・れいか)プロフィル◆

 1989年11月8日生まれ。28歳。東京・府中市出身。白百合女子大(文学部フランス語フランス文学科)卒。大学1年時、たまたま通りかかった多摩川ボートでエンジン音を聞いて、魅了されたのがボートレーサーになったきっかけ。13年5月112期生として平和島でデビュー。今年5月の下関男女W優勝戦で初優勝。主な同期は今泉友吾、馬場剛。家族は両親と兄。162センチ、血液型B。

 ◆乗馬クラブクレイン伊奈◆

 埼玉・北足立郡伊奈町小室751の2(JR上尾駅から送迎あり、埼玉新都市交通ニューシャトル志久駅より徒歩7分)。TEL048・723・1700。さいたま市近郊で、都心からのアクセスも抜群で、約100頭の馬がいる。初心者が楽しめる乗馬体験コースもある。

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