あすからボートレース蒲郡【G1オールジャパン竹島特別】地元エース池田の意地

スポーツ報知
地元エースとしてドリーム戦の1号艇を任された池田。開幕ダッシュを決めてVロードへ乗せるか

 ボートレース蒲郡の「G1オールジャパン竹島特別開設62周年記念競走」が、25日から30日までの6日間開かれる。G1単独開催らしく超ビッグネームが集結して熱戦が繰り広げられる。ダブル、いやトリプルドリームが組まれても不思議ではない豪華な布陣だが、当地はシングルドリーム戦を貫く。初日のメインカードは、1号艇から愛知のエース池田浩二、王者・松井繁、11月のダイヤモンドカップを制した石野貴之、勝率ナンバーワン峰竜太、直前のクラシックチャンプ井口佳典、昨年のMVP桐生順平がエントリー。迎え撃つ愛知勢は、池田以外にも蒲郡22Vの赤岩善生、当地でG1優勝実績を残す柳沢一、仲口博崇、愛知の若大将平本真之、G1初タイトルを狙う河村了、磯部誠ら総勢7戦士が地元のプライドを懸けて牙城を守る。

■愛知勢

 愛知支部は大所帯でA1選手も数多く在籍するが、今大会にあっせんされたのは7名。昨周年が11名、11月のダイヤモンドカップが10名だったことを考えると、少数精鋭のラインアップ。地元意識をグッと高めての参戦だ。

 地元のエースは池田。昨年はリズムがかみ合わずグランプリ入りを果たせなかっただけに、今年に懸ける意気込みは強い。

 蒲郡は過去5年間で17節に登場。全てのグレードレースを走り13優出4V、予選落ちはたった1度のみだ。11月のダイヤモンドカップで当地連続優出は7でストップしたが、地元メンバーでは唯一、予選をクリア。開幕戦から突っ走るか。

 平本は東海地区選(とこなめ)の優勝戦で痛恨の勇み足。「準備不足が全てです」と猛省したが、続く戸田周年でファイナル入りするところがただ者ではない。「Fをしたことでレースに対する集中力が増しました。今年に入って記念は全部予選を突破することが出来ているし、まだ調整に苦労はしているけど、良くはなってます」と前を向いている。今大会と4月のG2MB大賞(とこなめ)の成績次第では、オーシャンカップの権利に手が届く。

 師匠(大嶋一也)が引退した翌節の当地戦を制した仲口だが、その後は快音が届かない。軌道修正をするためにも、地元周年でキッカケをつかみたい。

 直前の尼崎一般戦を逃げ切り、今期は8優出3Vの磯部。「今年はG1で活躍したい。まずは優勝戦に乗ること」と明確なノルマを掲げている。今シリーズがG127度目の挑戦。調整がバッチリと合う蒲郡でそろそろ公約を果たすか。

 その磯部より、ひと足早くG1優出を果たしたのが河村。他の一流アスリートとの交流を深め、メンタル面を強化している。最大のダークホースとして警戒が必要だ。

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