あすからボートレース蒲郡【G1オールジャパン竹島特別】総展望

スポーツ報知
2017年MVPに輝いた桐生。ドリーム戦は6号艇で登場する

 昨年のグランプリ戦士が11人、そしてファイナリスト全員が集結する。超強力遠征勢が地元勢に襲いかかる。

 グランプリに出場したメンバーを29年度獲得賞金順に、直前に開催されたクラシックの結果を踏まえて紹介する。

 昨年、賞金王に輝いた桐生順平はクラシック連覇を目指したが、減点もあり、予選突破を逃した。それでも今年は戸田記念で準Vと好調キープといっていいだろう。

 峰竜太は準優で「120点の2着獲りターン」と自画自賛の旋回で優出(3着)。昨年オーシャンカップで悲願のSGタイトルを獲得。グランプリには賞金1位で出場を果たした。

 クラシックを制したのは井口佳典。2コースまくりで約6年ぶりのSGVだった。「最近ようやくボートレースが分かってきた」と不惑の年を迎えたが、成長曲線は右肩上がり。「グランプリには6位以内で行くという考えしかない」。戸田周年、準優でのFもあり、今年は前半戦が勝負。ここも目をギラつかせて賞金上積みを目指す。

 平凡機に苦しんだが、勝負強さも見せて予選をクリアしたのは石野貴之。昨年はオールスター、グラチャンを制すなど、序盤は圧倒的な強さを誇った。当地は昨年11月のダイヤモンドカップ優勝と実績水面。

 優勝戦1号艇の座を射止めた白井英治だったが、5着に沈んだ。気持ちを切り替えて臨む一戦だ。

 寺田祥はファイナルへ進出した。優勝戦では見せ場は作れなかったが、シリーズを通して安定した走りを見せた。

 毒島誠は低調エンジンに泣いて準優進出はならなかった。昨年はチャレンジカップで2度目のSGタイトルを獲得。グランプリでもベスト6入りした。

 予選を6位で突破した菊地孝平。準優は差しが流れて優出はならず。それでも初戦6着から気迫の巻き返しはお見事。昨年、調子の波こそあったが、2年連続でグランプリファイナリストとなり、自力を証明した。

 松井繁は優勝戦メンバーに名を連ねることは出来なかった。前検、気配劣勢を上位レベルの舟足に仕上げ、予選ラストで不運はあったが、予選を楽々クリアした。

 原田幸哉は予選ラストを白星で締めたが、待機行動違反の減点で準優進出ならず。長崎支部に移籍したが、長らくホームとした勝手知ったる地。

 中田竜太はリズムに乗りきれなかった。それでも、今年は地元周年を勝ち、3つ目のG1タイトルをゲット。当地は昨年、ヤングダービーを制し、ダイヤモンドカップでも優出を果たしている。

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