女子レーサー密着【オフにつけまい】実森美祐 「気持ちいい~」初体験パン作り

スポーツ報知
めん棒を使って生地を伸ばす実森

 デビュー2年目の実森美祐(21)=広島支部、119期=がパン作りに挑戦した。レースでは5月の平和島オールレディースで初めて予選を突破するなど、徐々に力を付けてきている。「パンが大好き」と言う実森が、今回、東京・目黒区のパン教室「Nable(ナブル)」を訪問。講師の伊藤香並さんに教わりながら、パンを作ってきました。(ペン、カメラ・角田 晨)

【コネコネ】キッチンで実森がエプロンをする。パン作りスタート。「レーサーのイメージと違って、すごくかわいい」と伊藤さんに言われて、照れ笑いを浮かべる。他の生徒と一緒に、チョコ、ごま、バジル、ピザの4種類のパンを作ることになった。

 まずは生地をこねる。「粘土より優しい感じ?」と独特の言葉で表現し、「気持ちいい~」と言いながら、右手でこねる。約10分で、弾力が出てきた。生地は約30分間の発酵タイムへ。その間、伊藤さんからパン作りの説明を受ける。「パンは好き?」と聞かれ、「すっごく好きです。一番好きなのは塩パン(バターを生地に包んで焼いたパン)ですね。他にもお総菜系のパンだったり、甘いのよりしょっぱいのが好きです」と、笑顔で答えた。「だから減量が大変なんですよ(笑)」と、レーサーとしての悩みもあるようだ。

【匂いに興奮】次はパンの成形だ。ふくらんだ生地に「餅みたいだけど(笑)、パンの匂いがする!」と興奮気味。「私、不器用なんですよ。だからペラも下手で…」と、少し手こずりながらも何とか終了。後は、焼き上がるまで約20分、待つ。

 待っている間は雑談タイムへ。実森が大会期間中は外部との連絡を遮断されるというボートレーサーの生活ぶりを披露。「大変ですね」と伊藤さんたちもびっくり。

【1枚ペロリ】ピピピッ。キッチンタイマーが鳴り、いよいよ焼き上がったパンとご対面。実森は、少し形が崩れたパンに「やっぱりあんなにきれいに焼けるパン屋さんってすごいですね」と、少し残念そう。それでも、香ばしい湯気に「いい匂い~」。さっそく試食。焼きたてのピザパンに思わず「うまっ!」。あっという間に1枚を平らげると、「もう1枚いいですか?(笑)」。

 初めてのパン作りを体験した実森は「とってもおいしかったし、楽しかったです」と笑顔。自分で作ったパンを大事そうに持ち帰った。

 ◇東京・天然酵母パン教室「Nable(ナブル)」 東京都目黒区にある、天然酵母にこだわったパン教室。添加物を一切使用しない体に優しいパンを作る授業を、6人までの少人数クラス制で行っている。男性や小さな子供も歓迎。【料金】体験レッスン1回4500円、基礎コース全6回3万円など。【住所、電話】東京・目黒区平町1の26の18、第一ベルハウス302。TEL03・3723・2723【HP】http://nable‐cook.com/

 ▼プロフィル 実森美祐(さねもり みゆ)1996年9月11日生まれ、21歳。広島県出身。155センチ、血液型O。

 ▼成績など 2016年11月に宮島でデビュー、17年12月に平和島で初勝利を挙げ、今年5月の平和島で初の予選突破を果たす。通算獲得賞金は1076万7000円(5月29日現在)。師匠は角ひとみ(49)=61期=。

 ▼レーサーになったきっかけ 「元々兄が目指していたんですけど、宮島に連れて行かれているうちに、カッコいいなあって思うようになったんです」

 ▼趣味 「映画観賞ですかね、一番好きな作品? う~ん、決められないです。なんでも好きですよ(笑)俳優ではメル・ギブソンが好きです。『フォーエヴァー・ヤング』が最高なんですよね! お父さんが似てるんです、額のしわだけ(笑)」

 ▼目標 「大きなことを言えばA1級に定着して、SGに出ることです! 現実的な目標としては優出を目指して頑張ります」

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