【巨人】慎吾、サイパン出発 一昨年トレード相手の日本ハム・大田と“タッグ”

スポーツ報知
サイパンでの自主トレに向けて出発した(左から)亀井、石川、脇谷

 石川の負けん気の強さが、言葉の端々からにじみ出ていた。「18年が始まるというか(CSを逃した翌日の)10月2日にもう始まっている。(サイパンは)暖かいから、こっちでできないハイパワーの練習ができる。僕は2月1日からが勝負。MAXでいけるように、バットもしっかり振り込む」。ゲレーロ加入で外野のレギュラー争いは激化するが、勝ち抜くために気合を入れ直した。

 脇谷、亀井と一緒に出発。現地では、一昨年オフのトレードで交換要員となった日本ハム・大田とも練習することになる。2軍時代の試合で面識があった程度で、現在も特別ライバル視しているわけではないが「気にならないことはない」とも言う。昨季は99試合で打率2割4分2厘、5本塁打、20打点。大田の118試合、打率2割5分8厘、15本塁打、46打点に及ばず「成績を残しているし、同じ右打者。僕にはない感覚を持っていると思うので、いろいろと話をしたい」と、技術や思考も“トレード”したい考えだ。

 年始の初詣は地元・大阪から兵庫・淡路島まで足を伸ばすも、おみくじは「小吉」。それでも「いきなり『大吉』じゃ、そこから上がることがないじゃないですか」と豪快に笑った。

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