【巨人】ドラ1・鍬原が入寮で宣言!中大の先輩・阿部と「一緒にお立ち台」

スポーツ報知
阿部からのメッセージ入り色紙を手にする鍬原

 巨人の新人16選手が7日、川崎市内のジャイアンツ寮に入寮。ドラフト1位・鍬原拓也投手(21)は、中大OBの阿部からもらった「一緒にお立ち台!」と書かれた色紙を持参し、実現に意欲を見せた。

 午後0時38分。鍬原は、淡い紺色のスーツに鮮やかなピンクのネクタイを締めて玄関に登場した。集まった約30人の報道陣を前に、「緊張もあるし、これからやっていかないといけないな、という気持ちです」と気を引き締めた。

 大先輩の言葉を部屋に掲げる。鍬原が大切に持ち込んだのは、阿部からの色紙だ。元日付スポーツ報知の新春企画として対談し、それぞれが2018年の目標を書き込んだ。阿部からは、鍬原に激励の意味も込め「一緒にお立ち台!」という言葉を贈られた。この日も、色紙を持つ鍬原の背がピンと伸びる。「僕は1軍定着という言葉を書いたけど、阿部さんには一緒にお立ち台という言葉を書いていただいた。そういう気遣いもすごいなと思った。この目標を達成できるように頑張りたいです」。常に見える所に飾り、やる気を奮い立たせる。

 突き刺さったのはメッセージだけではない。対談では、プロで活躍するために「個性を貫く大切さ」が必要だと聞いた。「ドラフト1位で入ってきたのだから周りにいろいろ言われても、自分を変えずにやることが一番と言われた。自分の中で大切にしていく一つにしていこうと思いました」

 部屋は2階で「1軍部屋」とされる206号室に決定。隣は畠、谷岡で、16年ドラフト1位の吉川尚も並ぶ。「期待されてるな、と感じる。結果を残さないといけない。自覚を持ってやっていきたいです」。OB・松井秀喜氏の素振りで畳がすり切れた「ゴジラ部屋」もすぐそばにある。プロの道を踏み出したことを実感する一日だった。(玉寄 穂波)

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