【巨人】由伸監督、新人の1・2軍振り分けは14日に

スポーツ報知
合同自主トレを開始した鍬原(左手前)ら新人選手を厳しい表情で見つめる(後方左から2人目から)高橋監督、斎藤コーチ

 誰が使えるのか―。期待を胸に、由伸監督はルーキーたちと再会した。ランニングからキャッチボール、室内での守備練習やティー打撃を見守ったが「新人らしいというか、硬さは感じるよね」と第一印象。1~3軍の全首脳陣が大挙した中での初日だけに緊張するのも当然か。「あまり見ないようにした。先入観は良くないからね」は、親心だった。

 だが、決断のリミットは近い。ドラフトで入団した支配下8選手のうち、7人が大学・社会人の即戦力候補。順調ならばキャンプ1軍スタートが有力だが、アピール度が足らなければ2軍から調整させる方針にある。次回の視察は14日。「期間は短いけど、その期間の中である程度判断をしないといけない」と1軍切符をかけた“即戦力サバイバル”のゴングを鳴らした。当日は、G球場内でキャンプに向けたミーティングを行う予定で、おおまかな1、2軍振り分けも話し合われる。

 指揮官は「別ルートから入ってきた同世代の選手はいい刺激になる」と新人同士の競争を歓迎した。キャンプでは「人数が増えるので、より激しくなってほしい。緊張感も増してほしい」と相乗効果も求めた。逸材が多いからこそ、新風が吹き荒れることを期待している。(水井 基博)

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