【巨人】ドラ4北村はハングリー精神の塊のような男

スポーツ報知
ノックを受ける北村(後方右は村上、同左は岸田)

 巨人のドラフト4位・北村拓己内野手(22)=亜大=はハングリー精神の塊だ。取材して一番、印象に残っているのが、昨秋ドラフト候補にも挙がっていた2歳上の兄・祥治(トヨタ自動車)との“同時プロ入り”について聞いたときのことだ。「一緒にプロに行きたいなんて、思っていないです。そんな甘い世界じゃないと思っているので」

 ともに右投げ右打ちの内野手。星稜(石川)、亜大でも主将を務め、日本代表も経験するなど、兄と同じ経歴をたどってきた。マルチプレーヤーで、リーダーシップも抜群。兄は指名されなかったが、野球人としてタイプが似ていたこともあり、本気でライバル視していた。

 プライベートでも、負けず嫌いだった。来月、歌手デビュー予定のチームメート・小山翔吾とのカラオケでは、互いの声を録音し、後で聴き直して反省会。教育実習先では、高校生を相手にバスケットボールなどで真剣勝負。「大人げないって言われましたけど、負けたくないんで」と笑った。

 イケメンで、勝負師のハートを持つ若武者。サバイバルに勝ち抜き、結果を出し続けることができれば、ファンに愛される選手になれるはずだ。(アマチュア野球担当・青柳 明)

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