【巨人】中井、飛躍へ決断 偉人・沢村栄治氏の胸像の前で原点回帰の孤独トレ

2018年1月11日16時10分  スポーツ報知
  • 巨人・中井

 巨人・中井大介内野手(28)は今オフ、ある決断を下した。

 「もう11年目になりますし、自主トレで何をやるべきかは監督から教えていただいて分かっている。自分のためだけに時間を使って、一人で集中してやります」

 中井は高橋由伸監督が現役時代、「由伸組」の一員としてともに自主トレ。打撃論やトレーニングなど多くのことを間近で見て吸収してきた。師匠が現役引退して監督になった後も、その流れを継承し、同じ沖縄で辻らと合同自主トレを行った。

 背番号が「36」から「61」に変更となって迎えた昨季。オープン戦で猛アピールして「1番・セカンド」で開幕スタメンに名を連ねた。一塁、外野も守ってシーズントータルでは自己最多の90試合に出場して打率2割4分9厘、5本塁打、15打点。それでも満足は一切していない。

 自ら「勝負の年」と位置づけて臨む今季は、真価が問われる1年になる。そのための準備期間となる自主トレの場所に選んだのは、故郷の三重・伊勢にあるダイムスタジアム伊勢(倉田山公園野球場)。選手は自分一人。他は手伝いのスタッフだけという、プロ初の「孤独トレ」とした。

 この球場には、戦争で命を落とした伊勢市出身の元巨人・沢村栄治投手、元阪神・西村幸生投手の胸像が飾られている。過去には巨人阪神のオープン戦が行われ、巨人の全選手が沢村栄治の背番号「14」を着けてプレーしたことも。偉大な先輩の“足跡”が残る地元の「聖地」で、黙々とトレーニングに汗を流す。

 由伸監督は今季、野手でレギュラー当確と言えるのは坂本勇とゲレーロだけとの方針を打ち出している。他のポジションは競争だ。一塁、二塁、三塁、外野を守る中井は、打撃面での猛アピールが求められる。

 「市の方が球場を使わせてくれるということだったので、感謝しています。しっかり練習していきます」

 中井にとって倉田山球場は、宇治山田商業高校時代の思い出が詰まった場所でもある。原点回帰の孤独トレで自分を見つめ直す。さらなる飛躍が、日本一奪回を目指してチームを率いる師匠・由伸監督への何よりの恩返しになる。

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