【巨人】ドラ1鍬原“何苦楚魂”学んだ!元ヤクルト・岩村氏、座右の銘継承

スポーツ報知
NPB新人選手研修会の講義を受ける(手前左から)岸田、鍬原、北村、湯浅ら巨人の選手たち

 日本野球機構(NPB)の新人選手研修会が11日、都内のホテルで行われ、DeNAを除く11球団のルーキー104人が受講した。巨人のドラフト1位・鍬原拓也投手(21)=中大=は、講師を務めた元ヤクルト・岩村明憲氏(38)=BC福島監督=の座右の銘「何苦楚魂(なにくそだましい)」を継承することを誓った。

 貴重な言葉の数々が、鍬原の胸に響いた。新人研修会の最後は、昨年限りで日米通算21年の現役生活に幕を下ろした岩村氏の講義。ドラ1右腕は岩村氏の座右の銘「何苦楚魂」と、4つの金言の継承を誓った。

 <1>下積みを大事に 岩村氏は若手の時に練習に没頭したことが、後の結果になったと断言。右腕も現在は上半身のコンディション不良でリハビリ過程だが、「下積みが大事ということは勉強になった」と前を向いた。

 <2>精神的にタフになれ 2009年WBCでは1次ラウンド(R)まで11打席無安打も、2次R以降は決勝までの6試合で打率4割2分1厘を記録。岩村氏は「そこで負けなかったのは精神的なタフさがあったから」と話し、これには鍬原も「本当に長くやる上でメンタルは大事なので、しっかり鍛えていきたい」と感嘆した。

 <3>ミスから学べ 1打席ごとに野球ノートをつける重要性を説いた大先輩の話を聞き、「プロは次の試合もある。反省も大事だけど切り替えの部分は見習いたい」と参考にした。

 <4>フォア・ザ・チーム 岩村氏は優勝するためには、チームのために戦う姿勢が重要と熱弁。背番号29は「野球は一人ではできない。そういう面でチームプレーを意識したい」。プロの先輩の教えを胸に刻み、厳しい世界で戦い抜いていく。(後藤 亮太)

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