長嶋茂雄氏、「次代の日本を背負える4番打者を育ててほしい」殿堂入り松井秀喜氏に祝福メッセージ

スポーツ報知
嶋巨人軍終身名誉監督

 13年に松井秀喜氏(43)とともに国民栄誉賞を受賞した長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(81)=報知新聞社客員=が、史上最年少43歳7か月で野球殿堂入りを果たした松井氏へ祝福のメッセージを寄せた。

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 松井君の野球殿堂入りを、かつての仲間の一人としてとてもうれしく思います。

 松井君を92年のドラフトでくじを引き当てた時、強い縁といいますか、運命のようなものを感じました。当時の日記に「日本を代表する4番打者に育てることが自分に課せられた使命だ」と記したことを思い出します。

 入団間もない頃から私が監督を退任する日まで、東京ドームで、あるいは遠征先の宿舎で、来る日も来る日も素振りを繰り返しました。私の前で、何千、何万、何十万とスイングしたのでしょうが、松井君は一振りたりとも手を抜きませんでした。

 単調で面白みに欠ける練習でも気持ちを込めて練習を続けた先に、00年の日本シリーズ、09年ワールドシリーズのMVPがあったのだと思います。そしてこのたび、輝かしい球歴に野球殿堂が加わりました。

 松井君には、いつの日か指導者としてその手で次代の日本を背負える4番打者を育ててほしいと願っています。それが今の私にとって、大きな夢の一つです。

巨人

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