【巨人】96年生まれドラ2岸田、地元・兵庫へ恩返しを…阪神大震災から23年

スポーツ報知
ノックを受ける岸田

阪神大震災から23年 巨人のドラフト2位・岸田行倫(ゆきのり)捕手(21)=大阪ガス=が17日、地元・兵庫への思いを明かした。G球場で新人合同自主トレに臨んだこの日は、95年の阪神・淡路大震災から23年。「話を聞く上では(揺れが)大きい地震で、被害も大きかったんだなと…」。96年生まれの岸田はまだ生まれていなかったが、テレビで流れる震災の映像をしっかりと目に焼き付けてきた。

 母校・報徳学園は震災後に開催された同年のセンバツに出場し、地元に勇気を与えた。「練習どころじゃなくて、ボランティアもしながら甲子園に出ていたと聞きました」。当時監督1年目だった永田裕治元監督は、岸田の恩師だ。その体験談を胸に刻んできた。

 大阪ガス時代は月に1度、球場周辺の清掃活動を行い、糸を紡ぎ直して再生したボールを近所の高校に寄付した。プロに入っても社会貢献活動を行い、兵庫に何か還元できればと考えている。「そういう活動をするのもいいと思いました。球団でするボランティアもいいと思います」。プレー以外でも故郷のために、精力的に活動するつもりだ。

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