【巨人】ドラ6・若林、YouTubeで1軍キャンプ予習

スポーツ報知
合同自主トレでノックを受ける若林

 巨人のドラフト6位・若林晃弘内野手(24)=JX―ENEOS=が20日、早くも“キャンプイン”していることを明かした。趣味はYouTubeで動画を見ることというルーキーは、既に巨人のキャンプ動画を見ている。「ノック中の声や身ぶり手ぶりを見て練習に取り入れてます」と話した。

 G球場での新人合同自主トレ10日目。若林はノックで一つ一つの動作を確認するかのように、丁寧に送球した。頭の中に浮かぶのは井端内野守備走塁コーチの姿だ。チェックした動画には併殺時に一塁へ送球する時、選手に右足の使い方を熱心に教えていた。声は聞こえないが、若林は「体のバランスのことを言っているのでは」と解釈し、動きをマネするかのように練習に取り入れる。

 1軍キャンプスタートが決まり、井端コーチの直接指導も受けることになる。「今までにない技術がたくさんあると思います。(動画では)言葉が分からなかったので、分からないことは直接聞ければ」。同じ1軍には二塁レギュラー候補の吉川尚、山本、ドラフト5位・田中俊=日立製作所=の名が並ぶ。「社会人卒なので成長しながらとも言ってられない」と若林。今から努力を積み上げて、宮崎へ乗り込む。(玉寄 穂波)

 ◆若林 晃弘(わかばやし・あきひろ)1993年8月26日。東京・中野区生まれ。24歳。桐蔭学園高では楽天・茂木と同期。法大を経てJX―ENEOSに進み昨年のBFAアジア選手権で社会人日本代表として優勝に貢献。本職は二塁だが内外野どこでも守れる。背番号60。180センチ、77キロ。右投両打。

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