【巨人】菅野、G球場真っ白に「俺のせい?」新人時は積雪30センチ、一昨年国内始動日も大雪

スポーツ報知
雪が降り積もったジャイアンツ球場

 巨人ナインも大寒波に襲われた。関東地方の大雪により、22日にG球場で予定されていた新人合同自主トレや育成練習は中止。安全を考慮して同球場は昼過ぎに閉まり、23日は終日閉鎖となることが決まった。ハワイ自主トレを終えて再始動した菅野智之投手(28)らは短縮メニューに切り替えるなど、各選手には慌ただしい一日となった。

 みぞれから姿を変えて空を舞い始めた雪は、G球場をわずか数時間で銀世界へと変えた。午前10時頃に湿り始めた地面は、正午頃には3センチほどの積雪に覆われていた。この日予定されていた新人合同自主トレ、育成選手を対象とした練習は中止。選手、関係者、ファンの安全を考慮して同球場は昼過ぎに閉鎖となり、23日は終日立ち入り禁止となることも発表された。

 エースの再出発も、大雪に妨害される形となった。約1か月間に及ぶハワイ自主トレを終えて20日に帰国。この日からG球場で練習を再開したが、終盤のウェートトレーニングをカットするなど、急きょ練習メニューを短縮。13年の新人合同自主トレ中には30センチの積雪があり、一昨年の国内始動日も大雪に見舞われただけに、「え、俺のせいなんですか?」と困惑。「(キャンプ地の)宮崎も寒いと思うので、体をしっかり慣らしていきたい」と帰路に就いた。

 球場閉鎖の1時間半ほど前に到着したのは陽岱鋼だ。急いでウォーミングアップを済ませると、慌ただしくマシン打撃。練習後は長風呂がお決まりだが、泣く泣く省略となり「明日ゆっくり休みます」と寂しそうに帰っていった。三重・伊勢での自主トレを打ち上げて今年初のG球場となった中井は「今日は短時間にめっちゃ詰め込んでやりました」と汗を拭い、日本ハム時代に札幌で生活していた吉川光は「こういうこともあるんですね。困ったなぁ…」と苦笑い。沢村は「ボールを投げたいので明日は別の練習場所を探さないと」と、それぞれが雪に泣かされた様子だった。

 一方、グラウンドキーパー陣はG球場外野に巨大なシートを張り巡らせ、剥がせば即練習スペースが確保できるよう万全の準備を整えた。「明日(23日)は球場閉鎖ですが、僕らは雪かきしますよ。積雪がひどければ重機を入れるかもしれません」。室内練習場にズラリと並べられたスコップを背に、腕まくりしていた。(尾形 圭亮)

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