【巨人】阿部慎之助“由伸流調整”で底上げへ

スポーツ報知
自主トレを打ち上げた阿部は、空港のベンチに腰掛けグアムの青空を眺める(カメラ・中島 傑)

 巨人の阿部慎之助内野手(38)が23日、成田空港着の航空機で自主トレ先のグアムから帰国。1軍スタートとなる2月の春季キャンプでは、チーム最年長として“由伸流”で若手の成長を促すことを誓った。

 1軍メンバーには新人3選手を含め、吉川尚、岡本ら多くの若手選手がいる。チームが強くなるには若手の台頭が必要不可欠―。「こんなおっさんでも頑張ってるという姿を見せないと若い選手が奮起しない」と気を引き締めた。

 根底にあるのは、現役時代の由伸監督の姿だ。「由伸さんがたくさん練習しているのを見ているからね。『まだ打っている』と思いながら見ていた」。全体練習を終え、居残り練習で室内練習場に行くと、そこには常に黙々とバットを振り込む24番がいたという。

 「先輩を見て動くようにしてもらいたいしな」。若手のさらなるレベルアップのために、今度は自身が“由伸流”を体現していく。(後藤 亮太)

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