【巨人】野上亮磨、G球場で初練習 チームメートの動きを凝視 施設に感動

スポーツ報知
初めて訪れたジャイアンツ球場で汗を流す野上

 西武からFAで巨人入りした野上亮磨投手(30)が24日、東京・よみうりランド内のG球場で移籍後初めて自主トレを行った。昨年同じくFA移籍した森福に連れられ登場し、ブルペンで投球練習していた田口や育成選手を凝視。巨人1年目の右腕は“ルーキー”ばりに貪欲に学ぶ姿勢を示した。

 目を光らせた。森福とキャッチボールを終えた野上はブルペンに向かった。育成選手が並んで投球練習をする中、一番奥で投げていた田口に熱視線を送った。昨季は13勝を挙げ、先発の3本柱を担った左腕。「見てみよう」と興味が湧いた。

 微動だにせず、斜め後ろでじっと見つめた。田口は傾斜を使っての投げ込みだったが「すごいなと思いました。下(半身)の使い方がすごい」と感心しきり。自身も下半身主動のフォームで昨年11勝を挙げたが、バネなど強さも備えた田口の投球動作を間近で見て、何か盗めないか探った。

 勝利への貪欲さをにじみ出した。斎藤投手総合コーチは15日のスタッフ会議で「先発陣で70勝」という目標を掲げた。今季の先発ローテとしてエース・菅野、田口に並びキーパーソンとして野上の名前も挙がった。共に巨人の日本一、リーグV奪回に共に戦っていかなければいけない存在だ。この日はあいさつ程度の会話に終始したが「学ぶところも多いと思う。聞きながらやっていきたい」と、キャンプなど今後は8歳年下の巨人の“先輩”に学ぶつもりだ。

 この日はウェートルームなども使用。「緊張しました」と照れ笑いを浮かべながら「施設にエレベーターも付いてすごい」と終始感激しっぱなしだった。熊本・山鹿市で行った自主トレは「良い状態できている。けががないようにするだけです」とキャンプ初日からのブルペン入りに向け準備は万全だ。(玉寄 穂波)

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