【巨人】小林「しっかりしないとクビになる」1軍合同トレ初日から危機感
スポーツ報知

巨人の小林誠司捕手(28)が28日、正捕手死守へ再始動した。課題の打力アップへ、1軍の宮崎合同自主トレ初日から居残りでバットを振り込むなど精力的に動いた。
静まり返った木の花ドームに、バットがボールを叩く音だけが響いた。全体練習後、防球ネットに向かって黙々とティー打撃していたのは小林だった。「やれることを、ちゃんとやっておかないと。打てないなら練習するしかない。しっかりしないとクビになる」。練習開始から4時間後、全身から湯気を立たせて一番最後に練習場を後にした。
正捕手争いのライバルは多い。故障明けの宇佐見は3軍スタートながら、昨季は45打席で4本塁打と長打力を見せつけて台頭。さらに育成出身の田中貴、即戦力の新人・岸田も加わった。
「(今までの)実績とかは関係ない。危機感? ありますよ。みんなにチャンスがあると思うし、しっかりアピールしないといけない。みんなが競争することがチームにとってプラスになる」。小林も含めた4人全員が20代。近年で最も激しいバトルが繰り広げられそうだ。