【巨人】打撃向上へメジャーでも採用の新兵器 筋力の最適な力加減測定する加速度計
スポーツ報知

由伸巨人が打撃向上の“新兵器”を導入したことが31日、分かった。エスアンドシー株式会社が製作している「PUSH」という加速度計で、力を抜いた状態からいかに筋力を一気に上げるか、最適な力加減を測定するというもの。メジャーではレッドソックス、レンジャーズが使用しており、日本一に向けチームの課題「打撃向上」に最新器具で改善を図る。
伊藤トレーニングコーチは「野球は筋肉が緊張したところから加速するのではなく、力を抜いたところから加速する」と説明。例えば、メディシンボールを前に押し投げるトレーニング。力を入れてから投げても、遠くには飛ばない。力を入れ、いったん力を抜いてスピードをつけて投げる方が遠くに飛ばすことができる。これはバットを押し込む力にも応用できるという。腕に「PUSH」をつけスピードを計り、個々の力加減を理解し、スピードを上げて打撃につなげる。
昨季の総得点536はリーグ制覇した広島より200点少なかった。今春のキャンプでは、さらなるパフォーマンス向上を目指すために科学の力を取り入れる。