【巨人】選手用ジャイアンツバスの秘密 東京から1400キロの大移動

スポーツ報知
東京から1400キロ大移動してキャンプ地を走るGバス

 巨人の春季宮崎キャンプが今年も2月1日からスタートした。

 市内のチーム宿舎からキャンプ地メイン球場のサンマリンスタジアム宮崎まで選手を乗せているのは、ジャイアンツバス。東京でもファームの遠征などで活躍しているあの大型バスの秘密とは。

 1月29日。ジャイアンツバスは男性の専属運転手が一人で運転し、都内を出発した。約8時間かけて到着したのは神戸港。そこから午後7時発の宮崎港行きのフェリーに乗り、翌30日の朝8時30分に到着。丸1日かけて東京から1400キロ離れたキャンプ地に乗り込んだ。

 いすゞ自動車のグレーを基調としたモデルで、正面には伝統のYGマーク。このバスは06年から使用されて今年で13年目を迎えるベテランだが、シーズン中は関東圏のファームの試合への運行がメインで遠征はほとんどしないため、総走行距離は約15万キロと意外と“新しい”。燃費はリッター2・1キロから3キロほどだという。

 ナンバーは「1934」。何を意味するか、巨人ファンならすぐにピンとくるだろう。球団創設年だ。今年から刷新されたプライマリーマークにも「1934」と書かれているように、球団にとって意味ある数字だ。

 車内の構造は左右に2席ずつある通常の大型バスとほとんど同じタイプだが、大柄な選手が乗車するため、なるべく大きな座席を採用しているという。ヘッドカバーは球団マークが入った特注品。宮崎の地で選手を乗せて走るジャイアンツバスに注目してみるのも、キャンプの楽しみ方の一つかもしれない。

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