【巨人】由伸監督、侍ジャパン稲葉監督に吉川尚、田中俊を売り込み

スポーツ報知
巨人キャンプを視察に訪れた侍ジャパン・稲葉監督(左)は、あいさつに来た坂本勇(右)と談笑(中央は高橋監督=カメラ・中島 傑)

 巨人・高橋由伸監督(42)が2日、侍ジャパンの稲葉監督に「2020年 東京五輪」の代表候補として、吉川尚輝(22)とルーキーの田中俊太(24)=日立製作所=を推薦した。共に1軍では実績のない内野手だが、「世代的にもこれからの選手なのでね。うちのチームとしてもいいことだし、野球界にとって20代前半は大事な選手だから」と、2年後までの成長を期待した。

 稲葉監督との“青空会談”は、打撃ケージの後ろで行われた。ちょうど2人が打ち込んでいる最中だった。「たまたま目の前で打っていたのでね」と由伸監督。今キャンプの強化指定選手に指名した吉川尚に対し、田中をライバル候補として認めた形だ。

 指揮官は「全体的にまとまっているし、形もいい。打っている感じもいいと思う」と、広角に打ち分ける柔らかい打撃技術などを評価。兄は広島の1番打者・広輔。「似ている感じはする。超えてくれたら、なおいいね」。吉川尚は「まずチームで結果を残していかないと、代表にも選ばれない。チームに貢献できるように、全てレベルアップしていきたい」と言い、田中俊も「そう言ってもらえるのはありがたい。期待に応えるためにも、そういう勝負ができる準備をしたい」。まずは、チームのレギュラー奪取を目指す。(水井 基博)

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