【巨人】小中高大で主将のドラ4北村「存在感出す」

スポーツ報知
ティー打撃で汗を流す北村

◆ドラフト4位・北村拓己内野手(22)=亜大=

 プロの世界に飛び込んでも、野球に対する取り組み方は変わらない。北村はアップから大きな声を張り上げ、存在感を示している。2軍の宮崎キャンプ3日目を終え「大学の時とは違った疲れがあるけど、新しい環境でやれることはいいこと。しっかり技を磨いて、気力、体力、心身共に成長していきたい」と、充実した表情を浮かべた。

 金沢市の「十一屋ファイターズ」で小学2年から軟式野球を始めると、いつもチームの輪の中心にいた。高学年になった時には「エースで4番」だったこともあって初めて主将を務め、星稜中、星稜高、亜大でもキャプテンを任された。

 野球だけではない。学校生活でも学級委員長のような役割だった「代議員」を中、高で1度ずつ務めたという生粋のリーダータイプ。「人としゃべることも、輪の中心にいることが好きだったし、思ったこともすぐに言っていた。それで結局そうなったかな」と振り返った。

 181センチ、85キロの体格を生かした、豪快なスイングが特徴。亜大3年秋に東都大学リーグで打率4割9厘を記録した強打の内野手は、キャンプのフリー打撃でも広角に鋭い打球を放っている。

 巨人の主将はチームだけではなく、球界を代表する選手が任されるポジション。まずはレギュラー獲得へアピールするところから始まるが「存在感を出していって『北村はここにいるぞ』と思ってもらえる選手になりたい」。近未来のリーダー候補として、1年目から活躍を目指す。(後藤 亮太)

 ◆北村 拓己(きたむら・たくみ)1995年8月29日、金沢市生まれ。22歳。小学2年から「十一屋(じゅういちや)ファイターズ」で軟式野球を始め、当時から内野手。星稜中1年時に全国制覇。星稜高では1年春から三塁手でレギュラーとして活躍し、3年夏に主将として甲子園出場。亜大では16年秋は三塁手、17年秋は遊撃手でベストナイン選出。3年時に大学日本代表。181センチ、85キロ。右投右打。年俸800万円。

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