【巨人】畠、4日連続ブルペン入り オール直球81球「自分は不器用なので」

スポーツ報知
ブルペンで投球練習をする畠(カメラ・中島 傑

 巨人の畠世周投手(23)が4日、キャンプ初日から4日連続でブルペン入りした。全て直球で81球。終盤は21球連続で右打者の内角にズドンと投げ込んだ。2年目の今季は相手も研究を重ねてくるが、小細工でかわさず「基本は真っすぐだと思っています」と信念はぶれない。

 昨年は右肘手術の影響で2月のキャンプは3軍スタート。7月に1軍デビューしてから6勝4敗、防御率2.99の好成績を残した。今年は1軍キャンプで初日から全快モード。「自分は不器用なので。投げることでコントロールもつく」とフル回転する土台作りに臨む。

 カットボール、チェンジアップなども持つが、最大の武器はキレのある直球だ。このオフはハワイで菅野らと自主トレ。現地でエースから「畠のキャッチボールの球はやばい」と絶賛され、同行したオリックス・西もキャッチボールの相手を務めた際に、「やばい」と手を痛がるほどの威力を誇る。

 昨年14勝のマイコラスが退団し、畠にかかる期待は大きい。紅白戦でのアピールにも意欲を見せていて、「まだまだです」と満足はしていない。重い直球がさらに進化すれば、「2年目のジンクス」も関係なさそうだ。(片岡 優帆)

巨人

×