【巨人】由伸監督が苦言 投内連係でミス連発の若手に「条件どうのこうのは言い訳にならない」

スポーツ報知
球場外の特設ステージで行われるトークショーに、小走りで向かう高橋監督(カメラ・竜田 卓)

 巨人・高橋由伸監督(42)が4日、投内連係でミスを連発した若手選手に苦言を呈した。前日のシートノックに続き、この日はバントシフトを取り入れ、徐々に実戦を想定。その中で畠や谷岡、篠原や一塁手の岡本までがファンブルや悪送球を繰り返し、「そこは求めていかないといけない」と指摘した。

 環境は最悪だった。風は冷たく、球を持つ手はかじかんだ。しかし、「こういう寒いときの試合もある。春先のナイターなんかは寒い。条件どうのこうのは言い訳にならないよね」と指揮官。バント処理による二塁、三塁への送球に苦しみ、守備の不安を露呈した。

 チームを底上げするために今キャンプは若手選手を1軍に多く抜てきした。そうそうたるメンバーの中で慣れることも大事で「当たり前のプレーを当たり前にする」ことは1軍の最低条件。阿部や坂本勇、マギーら現有戦力は悪条件にも普通に対応しただけに、課題は浮き彫りになった。

 指揮官は「これから鍛えていかないといけない選手たちだし、多少のミスが出るものと思って、こちらもやっている」とは親心。「一日、一日うまくなってもらえれば」という温情采配は、13日までの宮崎キャンプまでがリミットになる。(水井 基博)

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