【巨人】野上、紅白戦後にブルペンに直行 合計400球「疲れました」

スポーツ報知
紅白戦登板後、ひとりブルペンで投げ込んだ野上

◆紅白戦 白組4―10紅組(12日、サンマリンスタジアム宮崎)

 巨人の野上亮磨投手(30)が12日、紅白戦で西武から移籍後初登板した。白組の4番手として5回からマウンドに立ち、守備の乱れもあって2安打2失点(自責0)だった。それでも、捕手の岸田には「変化球は打者1人に1球まで」と事前に注文を出していたといい、「ほぼ真っすぐでいきました。いいコースにいったら差し込むことができたし、指にかかり切らなかったら打たれた。そういうところをこれから(調整したい)」と収穫を口にした。

 紅白戦後にはサンマリンから木の花ドームのブルペンへ直行し、ここから300球の投げ込みを敢行。元々は西武時代の11年に「牧田さんとの意地の張り合い」で始めた特訓だが「200球を超えたくらいから新しい感覚が出てくる。(試合の)一番しんどい時に、『こう投げたらこう』というイメージができる」と効果を説明。9日には、楽天の久米島キャンプで273球を投げ込んだ元同僚の岸から報告が来たそうだが、この日の野上は試合前ブルペンの約70球と紅白戦の26球を合わせて約400球を投じた。「疲れました」と苦笑いだったが、表情は充実していた。(尾形 圭亮)

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