【巨人】岡本と吉川尚がアンダーアーマーとアドバイザリー契約へ

スポーツ報知
沖宮参拝後、獅子舞に頭をかまれる吉川尚(カメラ・生澤 英里香)

 巨人の吉川尚輝内野手(23)と岡本和真内野手(21)が、アンダーアーマー社の日本総代理店ドームとアドバイザリー契約を結ぶ方向で話を進めていることが14日、分かった。巨人では菅野がプロ1年目のオフにミズノ社と契約した例があるが、今季で2年目を迎える吉川尚はそれにほぼ並ぶ“スピード出世”。2人とも1軍経験がまだ浅く、阿部らトップスターを契約アスリートとして抱える同社にとっては超異例ともいえる期待の表れだ。

 巨人の将来を担うであろう若手の両輪に、早くもスターの称号が与えられることになりそうだ。吉川尚と岡本が、アンダーアーマーブランドとアドバイザリー契約を結ぶことが決定的となった。同社の契約アスリートには、先輩の阿部だけでなく、ソフトバンク・柳田、阪神・糸井ら球界トップクラスの選手のほか、芸能界でも2017年に女優の長澤まさみが契約を締結するなど、正真正銘のスターがズラリと名を連ねる。

 吉川尚も岡本も1軍実績はまだ少なく、大抜てきといえる。特に吉川尚は昨季5試合に出場したのみで、プロ2年目を前にしての契約となる。巨人では菅野がプロ1年目に13勝をマークし、同年オフにミズノ社と「ブランドアンバサダー契約」を結んだ例はあるが、それと同等の“スピード出世”。実績はなくても、ドーム社から寄せられる期待の高さがうかがえる。

 大きな期待を背負うだけの才能は秘めている。吉川尚は16年のドラフト1位。由伸監督が今キャンプの強化指定選手に指名しただけでなく、阿部や坂本勇ら同僚も認める実力の持ち主だ。キャンプ初実戦となった9日の紅白戦(サンマリン)ではいきなり3安打と存在感を示し、正二塁手の最有力候補という位置づけ。岡本は14年のドラ1で、あの松井秀喜よりも早いプロ3打席目で初アーチをたたき込んだ。近未来の4番候補と呼び声高く、昨季まで村田が背負っていた大砲の代名詞「25」を譲り受けた。

 チームはこの日、2次キャンプ地の那覇に入った。ここから実戦6試合が組まれていて、開幕スタメン争いが本格化する。吉川尚は「試合が増えるので、変わらずアピールしたい」と意気込み、岡本も「内容も結果も大事。頑張ります」と引き締めた。あとは、スター街道を一気に駆け抜けるだけだ。

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