【巨人】吉川光、7秒間隔バズーカ 「2倍速」270球の熱投

スポーツ報知
ブルペンで力投する吉川光

 巨人の吉川光夫投手(29)が15日、今年自己最多となる270球を熱投した。1軍那覇キャンプ初日にブルペン入り。良い感覚を体に染み込ませるため、約7秒に1球というハイペースを最後まで維持。かつて「バズーカ」と称された力強い球を低めに連発した。

 捕手の返球を捕球後、すぐに投球動作に入った。その間隔は7秒前後。他の投手は10~15秒に1球だっただけに「2倍速」で投げ続けた。「間をあけず、テンポ良く(球数を)投げて覚えようと」。カーブ、スライダーも交ぜながら、最後まで一人ブルペンに残って黙々と腕を振った。

 日本ハム時代の12年に14勝でMVP。当時対戦した坂本勇人を「今まで対戦した投手で一番速く感じた。バズーカが飛んできたようでした」と驚かせた。移籍1年目の昨季は1勝も、先発として期待は高い。「去年悔しい思いをしたので」とバズーカ級の球質、制球力を投げ込みで徹底的に追求した。(片岡 優帆)

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