【巨人】大江、3軍相手に2回完全も「上だったら仕留められてしまう」

スポーツ報知
3軍戦に先発し2回を無失点に抑えた大江(カメラ・後藤 亮太)

◆ファーム紅白戦 2軍 9―1 3軍=特別ルール=(18日・サンマリン)

 巨人の2軍対3軍の紅白戦が18日、サンマリン宮崎で行われ、2軍が9―1で圧勝した。先発・大江竜聖投手(19)が2回を無安打に抑える完璧な投球を披露した。

 涼しい表情で投げきった。2回2死。大江はカウント2―2から、村上をチェンジアップで空振り三振に仕留めた。「最初ボールが浮いていたのを、投げている途中に修正できなかったのは課題。ただ、変化球でカウントを取るということはできました」と振り返った。

 打者6人を相手に2回無安打無失点2Kと圧巻の投球を見せたが、本人に納得した様子はない。右打者の外角には制球が決まっていたが、内角へは甘く入ってしまう場面が数度あった。それだけに「打ち損じてもらったけど、上だったら仕留められてしまう」。1軍の舞台で投げる姿を想像するからこそ、次への修正点とした。

 このオフは、憧れの杉内と合同トレ。杉内のように直球のキレとスライダー、チェンジアップで勝負を挑む。今キャンプでは同期入団の右腕・高田とブルペン入り、シート打撃登板、初実戦など、メニューは全て2人がセットとなっている。「もちろん意識しています」と大江。この日、2番手で登板した高田も2回1失点(自責0)と上々の投球を見せた。相乗効果で成長を続ける高卒2年目コンビから目が離せない。(後藤 亮太)

 ◆大江 竜聖(おおえ・りゅうせい)1999年1月15日、神奈川・座間市生まれ。19歳。中学時代は横浜ヤング侍に所属し、エースで全国大会に出場。二松学舎大付高では1年夏と2年春に甲子園出場。昨季は2軍で4勝3敗、防御率2.30。173センチ、80キロ。左投左打。年俸500万円。

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