【巨人】井端コーチ、エラーから失点にカツ

スポーツ報知
3回2死一塁、二ゴロをトンネルした吉川尚(右)(手前は重信、奥は長野)

◆ファーム紅白戦 2軍 9―1 3軍=特別ルール=(18日・サンマリン)

 KIA戦のスコアボードに「E」ランプが点灯する度に、井端内野守備走塁コーチの表情は厳しくなっていった。「ミスは出るものだからしょうがないけど、それが点につながるということを、それぞれが肝に銘じてほしい」。3失策のうち2つが失点を呼ぶ展開。連日の特訓で内野陣を鍛え上げている元名手は、ため息交じりに言葉を絞り出した。

 まずは吉川尚だ。3回2死一塁、ほぼ正面の二ゴロをトンネル。打球がわずかにイレギュラーしたとはいえ、守備力が上達している吉川尚なら何とかしてほしかったところ。同コーチは「せめて前にはじいていれば失点を食い止められたかもしれない。グラブがお尻の下に来ていた。もっと前で捕らないと」と指摘した。

 さらに4回1死一塁、吉川尚が二ゴロをさばき「二―遊―一」の併殺となるはずだったが、今度は二塁ベースカバーに入った遊撃・山本がボールをつかみ損ねた。捕球前に送球体勢に入ってしまったことが原因で、本人も「急ぎ過ぎてしまいました」と猛省。そして6回無死一塁では、一ゴロを捕球した岡本が二塁封殺を一瞬迷った結果、オールセーフとなった。実戦だからこそ見えた課題を、次に生かさなければならない。

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