【巨人】田口、左足6本右足9本刃の珍スパイクで「足固め」

スポーツ報知
刃が8本の巨人・菅野モデルをもとに改良中の田口のスパイク

 巨人の田口麗斗投手(22)が、菅野モデルの良さを取り入れた新スパイクを導入することが19日、分かった。

 今キャンプ、田口は菅野からさまざまな助言を受けた中で、自身と同様にミズノ社とブランド・アンバサダー契約を結ぶエースは8本刃のスパイクを履いていることを知った。昨年まで両足ともに6本刃だった田口は、今キャンプで菅野タイプを試験的に使用。その結果、踏み出す右足だけ刃を多くすると決断。右足は菅野よりさらに1本多い9本、左足は従来のまま6本刃とすることになった。

 投手が左右でスパイクの刃の本数を変えるのは珍しい。田口は右足を踏み出す際の安定感、マウンドの土をガッチリつかむことを考えて右足だけ9本。軸足の左足は昨年までの感覚を継続するため不変とした。明確な狙いのもと、左右で異なる形の導入となった。

 巨人の先発陣は菅野、田口の強力2枚看板が中心。昨年13勝を挙げ2年連続2ケタ勝利を達成した田口は「15勝以上、防御率2・50以下」を掲げて更なる飛躍を目指す。1年間フル回転するためにも、菅野を参考にした新スパイクのメリットは大きい。常に向上心を持って取り組む姿勢が「足固め」にも表れている。

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