【巨人】ソフト元日本代表監督・宇津木氏が坂本勇らに“五輪金ノック”

スポーツ報知
ソフトボール元女子日本代表監督・宇津木氏(手前)のノックを受ける坂本勇(カメラ・関口 俊明)

 ソフトボール元女子日本代表監督の宇津木妙子氏(64)が20日、巨人の1軍那覇キャンプを訪問し、“東京五輪金メダルノック”を浴びせた。

 シドニー五輪で銀、アテネでチームを銅メダルに導いた名将は、午前中メイン球場で練習を視察した後、午後からは隣接するサブグラウンドへ移動。するとノックバットを手にし、井端内野守備走塁コーチと交互に坂本勇、吉川尚、岡本、ドラフト4位・北村、同5位・田中俊と、20年東京五輪で日本代表入りが期待される5選手に向けて、計172球ノックを打ち込んだ。宇津木氏は「平昌(五輪)を見ていても、やっぱり勝つと子供たちは憧れる。とことんやってほしい。勝つしかないと思う」と期待を寄せた。

 宇津木氏が由伸監督や井端コーチと親交があったことから実現した貴重な機会だ。今回の侍入りは若手内野手の見極めを優先したため見送られたものの、20年東京五輪でチームの中心として期待される勇人は「いいノックでした」と感謝。また、2年目でレギュラーを狙う吉川尚も「ああいうすごい方に打っていただけて光栄です。いい経験ができました」と頭を下げた。

 宇津木氏は06年の中日キャンプ以来、12年ぶりのプロ野球チームでのノックだった。目の前を通った岡本、田中俊には「レギュラー取りなよ」とゲキを飛ばし、坂本勇には「(東京五輪で金メダルを取って)『あの時ここでノックを受けました』と言ってほしいよね」とエール。濃密な時間を過ごした全員が、充実した表情を浮かべていた。

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