【巨人】和田、完封負け寸前に「逆方向の打球は持ち味」チーム1号

スポーツ報知
9回2死、右越えソロを放ち、ナインとタッチする和田(カメラ・矢口 亨)

◆オープン戦 巨人1―3DeNA(24日・那覇)

 プロ野球のオープン戦が沖縄県内で開幕した。巨人は3安打1得点で黒星スタートとなったが、攻撃陣では、5年目の和田が逆方向に豪快な1号ソロを放って存在感を示した。

 左から右への強風に乗った。和田が持ち前の右方向への飛距離を実証した。完封負け寸前の9回2死、追い込まれてから国吉の143キロカットボールを右翼席へ。オープン戦チーム1号に「逆方向の打球は持ち味なので良かったです」と一息ついた。

 反省を即座に生かした。途中出場で迎えた6回2死三塁の第1打席は、フルカウントから高めのボール球に手が出て空振り三振。「コンパクトに行こう」と自分に言い聞かせ、少ない打席数の中で結果を出した。

 由伸監督は「練習で出るような打球が出た」と一発を評価しつつ「前の打席は反省しないと」と続けた。キャンプは2軍スタートながら、沖縄・那覇キャンプから昇格をつかんだ22歳。1軍出場がないまま5年目を迎えた。「1打席1打席、大事にしたい」と、限られたチャンスを生かして1軍にしがみつく覚悟を口にした。

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