【巨人】ヤングマン、けん制&クイックで“足攻”封じ

スポーツ報知
先発登板したヤングマン

◆オープン戦 巨人―広島=降雨ノーゲーム=(25日・那覇)

 巨人のテイラー・ヤングマン投手(28)=ブルワーズ=が広島戦に先発し、相手の機動力封じへ最善を尽くした。

 初回、先頭の田中に中前安打を許した後、菊池への初球の前に2球続けてけん制球。昨年のセ盗塁王の足を警戒した。2球目で田中が二盗を試みたが捕手の田中貴の矢のような送球でアウトとなった。

 「自分は長身(198センチ)でフォームが大きいと分かっている。走らせないためにたくさんけん制した」

 球界では、足を上げてから捕手に球が届くまでのクイックのタイムは1・20秒で合格とされる。ヤングマンはこの日、常に1・2秒台前半。決して速くはないが、できる限り速くしようとする姿勢を見せた。

 初回の前には登場曲の西城秀樹「YOUNG MAN」が流れたが「集中していて何も聞こえなかった」。初回1死一、三塁で松山を二ゴロ併殺、2回1死満塁で堂林を二ゴロ併殺。ともにシンカーで狙い通りだった。悪天候の中、制球面の課題は残ったが2回無失点。研究熱心な新助っ人は「相手はすごくいい打者が多かった」とカープ打線の特徴を頭にたたき込んだ。(片岡 優帆)

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