【巨人】由伸監督、対外試合5戦全敗も10安打に手応え「元気もあった。動きよかった」

スポーツ報知
球場を引き揚げる高橋監督

◆練習試合 韓国・SK2―0巨人(27日・セルラー那覇)

 1日早い打ち上げとなったが、由伸監督には手応えが残った。15日からの沖縄・那覇キャンプでは対外試合5試合(1試合雨天中止)で全敗も、「とにかく元気もあったし、動きとしては良かった」とまとめた。この日の韓国・SK戦では完封負けを喫したが、計10安打をマーク。今後は「練習してきたことをオープン戦で少しずつ成果を出してほしい」とハードルを上げていく考えだ。

 ここからは「対応力」が注視される。オープン戦が進むにつれ、相手投手の状態は上がる。一線級との対戦が多くなり、勝利に導くバッティングが必要だ。指揮官は「東京に帰れば主力も打席数が多くなってくる。当然、勝たなくてはいけないし、いい場面で回ってくることも多くなる」と見る視点を変え、打線の「線」になれる選手を探す。

 今キャンプでは吉川尚を筆頭に、新人の田中俊や若林、捕手では田中貴も戦える存在として目に留まった。打球のスピードが上がった岡本や重信も含め、「まだまだ競争は続く。互いを意識して結果として出していってほしい」と強調した。レギュラーが確定している坂本勇、マギー、ゲレーロの3人に融合できる逸材は誰か―。若返りを図る由伸巨人の、本当の戦いが始まる。(水井 基博)

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