【巨人】山口俊、阿部からの助言で“高めインカット”を本格習得

スポーツ報知
キャッチボールをする山口俊

 巨人の山口俊投手(30)が2日、対左対策として新導入する「高めのインカット」習得に本格的に乗り出した。東京Dで阿部に助言を受けて練習。先発予定で、今年の自身のオープン戦初戦となる4日のヤクルト戦(東京D)では、青木ら左の好打者に「機会があればやっていきたい」と試す考えを示した。

 外野でキャッチボールをしていると、阿部が歩み寄ってきた。ミットをつけて座って捕手役に。20メートルの距離で仮想ブルペン投球が始まった。スタッフが左打者役の実戦モード。今年から導入する内角高めに鋭く曲がるカットボールを約15分間、特訓した。キャンプ中は「まず直球をしっかり投げられるように」と細かい変化球は封印。順調に調整が進み、段階を上げた。

 阿部からは、曲がりが大きいより、小さな曲がりで食い込む方が打者として嫌だ、と金言をもらった。山口俊は昨年まで3年連続で対右より対左の被打率が高い。「阿部さんに感覚的な話を聞けた。カット系でフライやボテボテのゴロを打たせたい」と思い描いた。(片岡 優帆)

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