【巨人】山口俊、最速１５０キロで４回１失点　開幕ローテ入りへ前進

◆オープン戦　巨人―ヤクルト（４日・東京ドーム）

　巨人の山口俊投手（３０）が４日、ヤクルトとのオープン戦（東京Ｄ）に先発。４回６２球で４安打１失点と好投し、開幕ローテ入りに前進した。

　初回から力強い直球を主体に攻めの投球を披露。１死二塁から山田を１４６キロで詰まらせて中飛、バレンティンは４連続ストレートで追い込んでからスプリットで三ゴロに打ち取った。

　３回は２死から青木に四球、藤井にセーフティーバントの内野安打で一、二塁となるも、山田を内角に沈むスプリットで見逃し三振。３回まで４６球、最速１５０キロを計測して無失点に抑えた。４回は先頭のバレンティンに直球を左翼席に運ばれ先制を許すも、無死一、二塁から雄平を二ゴロ併殺、中村を中飛と後続を打ち取り追加点を阻止した。

　ＤｅＮＡから移籍１年目の昨年は右肩痛で出遅れて４登板で１勝１敗、防御率６・４３。７月にはグラウンド外のトラブルもあって謹慎処分を受けたが、今季は菅野、田口、野上ともに先発ローテの中心として期待されている。

　沖縄・那覇キャンプ中の２月１８日の練習試合・韓国ＫＩＡ戦で２回無失点。この日はそれ以来の実戦登板で、ＮＰＢ球団相手の試合は、昨年７月９日の阪神戦（甲子園）以来２３８日ぶりだったが、順調な仕上がりをアピールした。