【林家三平のドームすいません】カープに勝ちたい

スポーツ報知
高橋監督(右)に質問する林家三平

 2月に巨人の沖縄キャンプを訪問し、高橋監督と話す機会をいただきました。せっかくなので、以前から聞きたいと思っていた質問をぶつけてみました。ちょっと脱線気味? のテーマもありますがご容赦を。

 まずは「声が出ていなかった件」。昨年のキャンプで「選手の声出しが少ない」「元気がない」と一部で報じられていました。これがずっと気になっていました。由伸監督はどう思っていたのでしょうか。「巨人は(昔は)もともと、出来上がったチームでしたから、そういうところ(声出し)を求められていなかったというのはあるかもしれません」と冷静におっしゃっていました。今年のキャンプはどうかって? そりゃあもう、みんな元気いっぱいでしたよ。実際、そこに注文をつけるような報道もなかったし。監督も「今、内野では坂本が先頭に立ってみんなに声をかけてくれてます」と満足そうでした。

 続いて「笑点欠かさず見てくれてる件」。由伸監督は「前の(三遊亭)円楽師匠のころも面白かったですよね」と話すほどの熱心な「笑点」(日テレ系)ウォッチャー。今では監督のお嬢さんも好きだそうで、親子そろって見てくれています。ところで監督、大喜利は誰のファンですか? 小遊三師匠とかどうでしょうか? と尋ねると「そうそう、エロいのですよね」。由伸監督から「エロ」というフレーズを聞けるとは。なんか新鮮。

 最後はマジメな野球の話。今年一番のライバルは広島ですか? と聞くと監督の表情が変わりました。「去年は一方的にやられてしまいました。広島戦であれだけ借金を作ってしまい、他で勝った分が帳消しになった。何かを変えないといけません。ライバル、ではなく、まずは対等に戦っていかないと」。去年、広島には7勝18敗と大きく負け越しました。同じプロチームどうしで、これほどやられるのって、屈辱以外の何ものでもない。「ライバル」と呼べない悔しさ、もどかしさが、今年の由伸監督を突き動かすと思います。カープと互角に戦えるかどうかは最大のポイント。私たちも、広島戦にはひときわ熱い応援を送りたいものです。

巨人

×