【巨人】田原の新境地「2段モーションの横投げ」

スポーツ報知
4日のヤクルト戦に6回から3番手でマウンドに上がり無失点に抑えた田原

 巨人の田原誠次投手(28)が4日のヤクルトとのオープン戦(東京D)に登板し、1回打者3人で無失点と好投した。

 3番から始まる相手の強力クリーンアップに対し、山田を空三振、バレンティンを中飛に打ち取るなど完璧な投球を見せた。

 中でも光ったのが、投球ごとに微妙に変えていた左足の上げ方。2段モーションで投じたかと思えば普通に足を上げたりして、打者は全くタイミングが合っていなかった。

 今年から、上げた足を上下に動かす2段モーションの規制が緩和された。各球団で導入する投手が出てきているが、田原は右のサイドスロー。横投げ投手で2段モーションというのは、球界で希少な存在だ。

 「2段モーションもやることで少しでもスイングさせないことが大事だと思っています」と様々なパターンで幻惑してタイミングを外す考えだ。16年に1軍で64登板。ブルペンでフル回転が期待される田原が細かい技術を駆使し、レベルアップして今季に臨む。

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