【巨人】甲子園の“申し子”大城、聖地で開幕1軍アピールだ

スポーツ報知
10年夏の甲子園決勝で興南・島袋(左)から中前安打を放つ東海大相模・大城

 巨人の大城卓三捕手(25)が、11日の阪神戦(甲子園)で聖地に凱旋する。東海大相模では3年の春夏に1度ずつ出場し、全6試合で安打を記録。甲子園の“申し子”として大活躍した。プロでは初めて足を踏み入れることになるが、「いいイメージはあります」。開幕戦(30日・東京D)で対戦する虎を相手に開幕1軍入りへ猛アピールする。

 10年センバツでは自由が丘に敗れ初戦敗退。自身も「7番・捕手」で4打数1安打だった。ただ、10年夏は「4番・捕手」としてチームをけん引。九州学院との準々決勝で4打点をマークすると、成田との準決勝でも4打数3安打5打点と大暴れし、40年ぶりの決勝へと導いた。興南に敗れ全国制覇は逃したが、「(プロでは)どういう雰囲気になるか分からないので、まずは経験してみてですね」と話した。

 3日からのヤクルト2連戦(東京D)で計3打数3安打1本塁打。由伸監督は打力を評価しており、すでに一塁でシートノックを受けるなど、捕手との二刀流起用の可能性もある。

 8日は新神戸へ移動し、9日からのオリックス2連戦(ほっと神戸)に備えた。「与えられた場所でしっかりとアピールしたい」。思い出の地で、変わらぬ力を見せつける。(後藤 亮太)

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