長嶋茂雄氏、ソウル五輪で金メダル獲得後の鈴木大地氏をドーピング検査室で直撃していた

スポーツ報知
長嶋茂雄氏

 1988年ソウル五輪の100メートル背泳ぎ金メダリストでスポーツ庁の鈴木大地長官(50)が10日放送の日本テレビ系「82歳、長嶋茂雄の今」(土曜・前10時30分)に出演し、金メダル獲得の裏側にあった長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督(82)との秘話を明かした。

 番組ではソウル五輪前に長嶋氏が鈴木氏をインタビューする映像を放送。この時、鈴木氏は金メダルを狙うと言葉にしなかった。しかし、この時のインタビュー後に長嶋氏から「プレッシャーを受けられる立場に感謝しろ」との言葉をもらったことを明かした。それ以来、五輪に向けて「金メダルを狙う」と公言するようになったという。当時の長嶋氏の言葉を振り返り「特定の人間しか味わうことができない、ある意味特権であって、しかもそれをポジティブに受け止めてそれを力にしていく」と振り返っていた。

 さらに鈴木氏は金メダル獲得後に「ドーピング検査に行っていたんです。そうしたらドアが開いて、おめでとうって入って来たんです。それが長嶋さんだったんです。ドーピング検査っていうのは関係者以外は立入禁止なんです。私が逆に検査室を出て廊下で取材を受けた」というエピソードを披露。その上で「普通はドーピング室に入ってくるまでに検問みたいのがあるんですよね。そこをどうやってくぐり抜けてきたんだろう」と笑いながら振り返っていた。

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