【巨人】岡本、OP戦自己新の3号 10試合で無安打はわずか1戦

スポーツ報知
5回無死、左越えソロを放ち、ナインに迎えられた岡本

◆オープン戦 ソフトバンク5―6巨人(14日・福岡ヤフオクドーム)

 響いたのは快音ではなく、ボールをたたき潰すような鈍い音だった。岡本の打球が左翼席へ飛び込む。「先頭だったので、塁に出ようと。来た球を打とうと思っていました」。1点リードの5回無死から、飯田の真ん中直球をとらえた。7日ロッテ戦(ZOZO)以来となる、オープン戦3号ソロ。昨年の2発を早くも上回り、“自己新記録”を打ち立てた。

 今年のテーマは「好不調の波を小さくすること」。打てた要因、打てなかった原因をしっかり自分の中で整理することで、感覚のズレが生じないよう心がけているという。オープン戦はここまで10試合を戦ったが、無安打に終わったのはわずか1試合のみ。「最低でも、(安打を)一日一本と思ってやっていきたい。去年に比べれば、自分のスイングができている打席は多いと思います」。本人としても手応えがあるようで、そううなずいた。

 村田ヘッドコーチも「去年はボールにぶつかっていっている感じだったけれど、今はタイミングの取り方が落ち着いている。好調? 喜ばしいことだよ」とニンマリ。少しずつではあるが、背番号25がなじんできたようだ。(尾形 圭亮)

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