【巨人】大江がイースタン開幕先発で7回1失点「勝てる投球をしていきたい」

スポーツ報知
西武とのイースタン開幕戦に先発登板した大江

◆イースタン・リーグ 巨人0―1西武(17日・ジャイアンツ)

 巨人の大江竜聖投手(19)が17日、イースタン・リーグ開幕の西武戦(G球場)で7回5安打1失点、7奪三振の快投。リーグ4連覇と2年ぶりファーム日本一を目指すチームは打線が完封リレーを許して0―1で黒星スタートを切ったが、未来のエース候補は大舞台で躍動した。

 1点ビハインドの6回1死二塁。この日一番良かった直球で押し、戸川と愛斗を2者連続三振に仕留めた。プロ2年目の開幕投手は「初回は緊張しました」と話したが、堂々のピッチングだ。

 常に吸収しようと心がけている。小学校からの憧れの投手は杉内だ。G球場で一緒になれば近くをキープし、一挙手一投足を研究した。巨人入団が決まった時から自主トレは杉内にお願いすると心に決め、今オフに実現。ハードな練習をこなす先輩に驚きながらも、必死に背中を追いかけた。

 体重も増加し、スタミナもアップ。春季キャンプではブルペンの投げ込み量を増やし、疲労の蓄積度も変わってきた。この日も球速は衰えず「中盤からスタミナがついている感じがした」とうなずいた。

 目標はもちろん1軍での登板。「そこに向かってやっていくだけ。結果を残して勝てる投球をしていきたい」。19歳の勝負はここからだ。(玉寄 穂波)

 ◆大江 竜聖(おおえ・りゅうせい)1999年1月15日、神奈川・座間市生まれ。19歳。中学時代は横浜ヤング侍に所属し、エースで全国大会に出場。二松学舎大付高では1年夏と2年春に甲子園出場。16年ドラフト6位で巨人入団。昨季は2軍で4勝3敗、防御率2・30。173センチ、80キロ。左投左打。年俸500万円。

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