【巨人】岡本、止まらん20発 フリー打撃で左翼最上段も

スポーツ報知
フリー打撃で快音を響かせる岡本

 軽々と打球をスタンドへ放り込んだ。東京Dで行われた全体練習。岡本がフリー打撃で20本のサク越えをかっ飛ばした。右中間へのライナー性の打球や、左翼席への一発など広角に打ち分けた。「強く振ることを意識しました」。62スイング目は豪快なフルスイングで左翼最上段まで打球を運んでみせた。

 2年連続開幕スタメンに向けて、順調な成長の跡を見せる。ここまでオープン戦全13試合に出場し、12球団トップの13打点、ゲレーロの5本塁打に次いで、2位タイの4本塁打だ。残り5試合の結果次第では、“オープン戦2冠”の可能性も十分にある。

 それでも、自身ではまだまだ課題があると分析している。「いい状態とは思っていない。下半身が前に突っ込んでしまっている。打撃練習から少しずつよくしていかないと」と気を引き締める。課題があってもこの成績―。思い通りのスイングができれば、オープン戦“2冠”どころかシーズンの大爆発も見えてくる。

 成長著しい若きスラッガーに対し、由伸監督は「注目してほしい選手の一人。頑張りが結果として出ている。(若手の台頭が)巨人に求められている部分」とセ・リーグファンミーティングの壇上で話すなど、日に日に期待値も高くなっている。開幕戦となる30日の阪神戦(東京D)のスタメンに名を連ねるために、現状に満足しているひまはない。(後藤 亮太)

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