【巨人】中川、ローテ確定はお預け　５回２失点も斎藤コーチ不満げ

◆オープン戦　巨人１―３日本ハム（２０日・東京ドーム）

　ローテ入りへ当確ランプをともせなかった。中川は自分のふがいなさが許せなかった。初回１死一塁から近藤に左中間を破られる二塁打で先制点を献上。同点の３回にもレアードに適時二塁打を浴びた。３者凡退に抑えたのは４回のみ。５回を投げるのに１１４球を要し、６安打３四球２失点。粘ったともいえるが「納得はいっていません。（捕手の）小林さんからも『２点で終わったからＯＫという２点じゃない』と言われました」と猛省した。

　田口に次ぐ若手投手のブレイク候補として期待をかける由伸監督は「よく２点で抑えたんじゃない。そこは評価はしてます。２点で収まったところはね」と一定の評価は与えたが、斎藤投手総合コーチは「若さとか伝わってこなかった。終わってから説教した。『こんなんじゃ監督に推薦できねえぞ』って」と不満げ。開幕までに２軍戦でもう一度登板させてから決断する意向だ。「次までに、若々しさを追求します」。追試で腕を振りまくり、“満点快投”を見せるしかない。