【巨人】陽岱鋼2安打 不動の「1番・中堅」は「譲れないポジション」

スポーツ報知
1回無死、中前打を放つ陽岱鋼(投手は則本、捕手は嶋)

◆オープン戦 巨人1―5楽天(23日・東京ドーム)

 陽がリードオフマンの適性を示した。初回先頭で則本から中前打を放つと、3回1死でも中前打でオープン戦4度目の複数安打を記録。「いい投球をしていたので2本打ててよかった」。現状のベストオーダーで臨んだ試合で、1番起用された男が存在感を示した。

 定位置の座もほぼ手中に収めた。今季は春季キャンプから長野と一緒に右翼に入り、中堅には重信など期待の若手が起用されてきたが、11日の阪神戦(甲子園)で初めて「1番・中堅」で起用されると、攻守で安定感のあるプレーを披露。「こだわりを持っているし、譲れないポジション」。今では陽の指定席となった。

 昨季は下半身のコンディション不良で開幕1軍を逃し、87試合で打率2割6分4厘。しかし、移籍2年目の今季はここまで順調に調整を続け、現在は禁酒を始めるなど節制にも努めている。「今年こそチームの優勝に貢献したい」。18年巨人打線の不動の1番として、昨年の悔しさをぶつける。

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