【巨人】由伸監督、攻めの捕手交代!6回に小林の代打に阿部、7回から大城がマスク

スポーツ報知
開幕を控えたイベントで巨大ダルマに目を入れる高橋監督(カメラ・中島 傑)

◆オープン戦 巨人2―2楽天=9回規定により引き分け=(24日・東京ドーム)

 シーズンに向けた可能性を示すシーンとなった。2点を追う6回。由伸監督は先頭・小林に代打・阿部を送った。その阿部が二塁内野安打で出塁して、吉川尚の同点2ランを呼び込むと、7回からはマスクを大城にかぶらせた。新人捕手は期待に応え、7、8、9の3イニングでそれぞれ吉川光、沢村、カミネロを巧みにリードし、無失点で切り抜けた。

 この日は「仕掛けにいったわけではない」と指揮官は説明。阿部や大城に多くプレー機会を与えることが主眼で、捕手に関しては途中交代させることが試合前からあらかじめ決まっていたことを明かした。ただ、小林の打撃の調子が上がってこない現状もある。シーズンが始まり、ビハインドの展開ならば―。

 大城は守備の面でも評価を日増しに上げている。村田ヘッド兼バッテリーコーチは「良かったと思う。ワンバウンドもしっかり止めているし、ミスはまだ出ていないし」と褒めた上で、早期の捕手交代策について「シーズンが始まれば、今なら可能性はある」と明言。この日のように、より打力に優れる大城への“攻めの捕手交代”は有効な一手となるはず。様々な戦術を用意し、ベストな手を打つ。

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