【巨人】上原効果「マシソン温存」で連勝!沢村も復帰で最強ブルペンならではの用兵

スポーツ報知
6回途中から2番手でマウンドに上がった沢村(カメラ・中島 傑)

◆巨人3―2阪神(1日・東京ドーム)

 巨人が1日、阪神戦(東京D)に3―2で逆転勝ち。1点リードの6回途中から沢村が7回までイニングまたぎでピシャリと抑えて8回上原、9回カミネロで逃げ切った。

 これだけ豪華な継投を見せても、さらにベンチには昨季まで6年間で359登板の鉄腕・マシソンが残っていた。

 マシソンは今回の開幕3連戦で登板機会なし。斎藤投手総合コーチは「マシソンも準備は整っていた」と説明。試合前練習ではキャッチボール、ランニングなど普段通りのメニューを消化していて、体調面には全く問題ない。オープン戦終盤に1試合5失点した試合があり、練習で一生懸命修正に取り組んでいて、いつでも登板できる準備は整っている。

 チームは今季、上原、沢村、マシソン、カミネロと強力な4人の「勝利の方程式」を形成。仮に7回から1イニングずつ起用したとしても、万が一延長になった場合に備えて誰か一人を残しておくことができるという分厚い布陣が整った。

 この日は、連投の沢村がイニングまたぎで好投。10年ぶりに巨人に復帰した上原もオープン戦中に一度もなかった連投で、8回の1イニングピシャリ。上原がいなかった昨年なら無条件で8回はマシソンという展開だったが、今後フル回転が予想されるマシソンを結果的に温存して連勝という最高の流れになった。

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